満月や新月の日は出産が多い! ~月の満ち欠けと出産との関係~

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満月や新月の日に出産が多いって本当?

いきなり結論ですが、「満月や新月の日に出産が多い」のは本当です。

現場の医師の助産師さんがそれを実感しているし、統計的には満月や新月とその前後はそれ以外の日に比べて10%も出産が多いのです。

月の光が地球上の生命に大きな影響を与えているのは周知の事実。

ウミガメや珊瑚などが満月かその反対の新月とその前後に産卵するのは有名です。

生命の神秘とか不思議さとか感じますが、これは人間の感覚であって当の本人たちにとっては当たり前のこと過ぎて、「何言ってんのかわかんない」、「不思議がる方が不思議」という感じかもしれません。

月のリズムに合わせて産卵や出産する理由についてはそれぞれの生物によってそれぞれの事情があるようです。

ひとつは月の明るさ

明るい方が産卵や出産に都合のいい生物にとっては、満月の日が一番です。

反対に暗い方が外敵に見つかりにくくて都合がいい生物にとっては真っ暗な新月がちょうどいいのです。

もう一つの大きな理由は潮の満ち引きです。

新月は 地球→月→太陽 の順番で、

満月は 月→地球→太陽 の順番でそれぞれ一直線に並びます。

潮の満ち引きは海水が太陽と月の引力に引っ張られることによって起こります。

新月と満月以外の日は月と太陽の方向がまちまちだから色々な角度から引っ張られてややこしいのです。

だけど新月は月と太陽が全く同じ方向から、満月は正反対の方向から引っ張るため、一番はっきりと海水が引っ張られるので、結果として一番干潮と満潮の差が大きくなるのです。

ということで砂浜など海岸で産卵する生物にとってはその後海に帰っていくのに一番潮の助けを得られやすいので、新月か満月の日を選ぶのです。

産卵された卵から子供が生まれて、それが海の方に向かって一斉に歩き出す。

それを野鳥とか外敵が狙ってくる。

その中を食べられないように必死に歩く。

ある程度のところに来ると波が助けに来てくれる。

もちろん海の中に入っても外敵は無数にいて食べられてしまう機会はいっぱいあるんだけどね。

というか食べられたりして大人になるまでに死んでしまう方が圧倒的に多い。

だからこそ、そうやって子孫を残す生物の母親は大量の卵を産むことで、ある一定の子どもが成人して再び産卵できるよう長年のサイクル中でうまく回るようになっている。

そのために一番都合のいいのが大潮の時ってわけ。

一番干潮と満潮の差が大きいってことは、陸地の一番遠いところに産卵できて、海の一番遠いところまで一気に運んでもらえるってわけ。

もちろん天候も影響するから、新月や満月のドンピシャの日じゃなくてその前後ってこともあるみたいです。

人間の出産が新月と満月の多い理由

さて人間の場合はというと…。

人間の出産に月の光が必要と言うのはあんまり考えにくい。

大昔は月明かりに照らされて出産というのもあったのかもしれないけど、昼間の出産も当然あるわけだし、やっぱり関係なさそう。

ってことは大潮?

人間は陸地で出産して陸地で生活しているわけだから関係ないか?

水中出産や水上で生活している人は人類の中でもごく少数だから、例外としておこう。

じゃあ何?

進化論が正しいとすれば、人類の祖先は海で生活していたわけです。

そして今でも人間は海を体内に宿しているのです。

「母なる海」とか言うけど、母が海を宿しているのです。

私たちが母親の胎内にいるとき、安心感に包まれたプカプカ浮かぶあの感じ。

そう、羊水です。

羊水と海水って成分的に似ているんだって。

幼い子供は胎児の頃の記憶を持っていると言われているけど、

大人になっても胎児の頃の記憶は片隅に残っているはず…

更に太古の記憶が今も残されているとしたら、そのヒントは羊水にあります。

まっ、人類の起源をたどるような話は別の機会に譲るとして、羊水が海水とひじょうに似通っているというのは事実です。

だから海が月の引力の影響を受けるように羊水も月の影響を受けるとしても不思議ではありません。

満月だけが出産率が高いなら、光の加減や月の満ち欠けによるエネルギーの関係だと言いきれます。

満月に犯罪が多いとか、興奮状態になりやすいとか、出血が多くなるから手術は控えた方がいいとか言われる類に分類すれば説明がつきます。

だけど、出産が多いのは満月と新月の前後だというのです。

ということは一番関係しているのは、新月と満月の時は月と太陽の引力が一直線にあることによる「引力」の強さです。

ものすごく単純に言うと引力が強いから、その力に引っ張られて赤ちゃんが生まれやすくなるということ。

実際、産科で働く医師や看護師、助産師の間では新月や満月に出産が多いのは経験から分かっていることで、月のカレンダーを置いている産科もあるそうです。

新月や満月に出産が多い。だからどうすればいいの…

実際に統計上そうだとしても、それ以外の日に出産する人もいっぱいいるわけです。

満月や新月に出産する確率は確かに多い。その率は10%ほど。

そして「月の引力に出産を手伝ってもらうと生まれやすくなる」こともあるようです。

だけど自然界の生物だって、天候やそれ以外の条件によって別の日に産卵、出産することだってある…と思う。

まして、自然界の都合にばっかり合わせてられないのが人間というもの。

毎日いろいろ忙しいし、お腹の赤ちゃんの発育の状態、産科の事情だってある。

満月や新月じゃないから出産に適さないなんてことはありません。

生まれてきてくれた日が最高の日なんです。

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