自然妊娠を目指して

たばこは妊活や胎児に影響するけどやめられない…それでも禁煙したい

たばこがよくないことは知識として知っているけど、やめたくてもなかなか簡単にはやめられないものですよね。

脳が無理なく自然に「たばこをやめたい」「たばこを吸わないのが当たり前」と思えるような状態を持続できれば禁煙が可能になると思いませんか?

そこで、今回の記事では次の内容についてお話しします。

たばこは依存症なので本人の意志だけではやめられない

喫煙者本人の健康だけでなく、妊活や胎児に影響を及ぼしていることは誰だって理解しています。

だから妊活や妊娠を機会に禁煙したいとは思うけれど、なかなかやめられないのです。

たばこがやめられないのは依存症だからです。

「アルコール依存」、「ギャンブル依存」、「セックス依存」などは人生を破滅に追い込みます。

人生を破滅させるほどでなくても、ポテチ依存、チョコレート依存、スマホ依存、買い物依存、ジャンクフード依存、仕事依存、SNS依存、男性依存、女性依存、浮気など、依存症は身近にたくさんあります。

依存症は脳が快感に思っているものなので、本人の意志だけではどうしようもありません。

依存症は病気なのです。

メンタルヘルスの領域であり、厚生労働省が本腰を入れて取り組む政策課題でもあるのです。

禁煙の禁断症状とイメージトレーニング

イメージトレーニングの効果

禁煙のプロセスで起きる禁断症状と対策を、事前に理解してイメージトレーニングをしておくことが、禁煙の成功率を高めることにつながります。

イメージトレーニングを行うことにより、苦しい禁断症状を想定の範囲内として受け止め、対処できるからです。

実際に禁煙を始めたら、2~3日後をピークに禁断症状が現れます。

禁断症状は徐々に緩やかになり、10日から2週間ぐらい続くでしょう。

たまらなく吸いたくなったり、頭痛がしたり、眠気に襲われたり、イライラして人に当たったりするかもしれません。

症状が現れたときにどうしたらいいのか、今から対策を立てるのです。

禁断症状を乗り越える方法を紙に書き出し、事前に試す

禁断症状を乗り越えるための方法を紙に書き出し、禁煙をする前に試すことで、乗り越えていく力がつきます。

紙に書き出すことにより、具体的に意識することができ、事前に試すことで、実際に禁断症状が起きたときに行動に移しやすくなるからです。

吸いたくなったら、「水を飲む」、「顔を洗う」、「歯を磨く」、「深呼吸をする」、「散歩に行く」、「ストレッチをする」、「家族に優しく声をかけてもらう」など色々紙に書き出して、実際にやってみましょう。

アイテムは多い方がいいし、できるだけ楽しめるものがおすすめです。

禁断症状と言ってもずっと続くわけではありません

長くても3~5分なので、この時間をどう過ごすかに禁煙の成功がかかっていると言っても過言ではありません。

禁煙の開始日を新月に設定し準備を始める

禁煙の開始日を物事が成就しやすいと言われる新月に設定し、準備をはじめます。

新月は新しいことを始めるのに絶好の日だと言われているからです。

職場で吸ってしまうことが多いなら、新月以降最初の休日をスタート日にするとよいでしょう。

まずは次の新月の日、もしくは新月後最初の休日を禁煙開始日としてカレンダーに書き込みます。

次にライター、灰皿などたばこを吸う時に必要なもの片づけるようにします。

完全になくすことができない場合は、家族に預かってもらい目の届かない場所に隠してもらいます。

たばこを吸っている部屋も、きれいに整理整頓した方がいいでしょう。

ベランダで吸うなら、その時に履くスリッパも交換します。

たばこを吸う習慣に関係しているものを極力排除するわけです。

家の中だけ環境を整えても、「一歩外に出たらたばこが目に入るのでは?」って思いますよね。

その通りです。

たばこを買いに行っているコンビニや自動販売機の前は、通らなくて済むよう、通る道を変えるのです。

職場の人にも協力してもらい、禁煙することを宣言します。

ただし、「どうせ続かないだろう」なんて言う人には、わざわざ禁煙することを伝えなくてもいいでしょう。

マイナス思考の人とは距離を置きます。

マイナスの意識には影響を受けてしまいますから。

本当に前向きに応援してくれる人だけにサポートを頼むのです。

禁煙に取り組むための脳への快感の与え方

禁煙に取り組むためにはご褒美とモチベーションが必要です。

脳が快感を得られることをするのが成功への近道となるからです。

まずは勇気を出してスタートを切ることができた自分をほめてあげましょう。

数時間禁煙できただけでもすごいことなのです。

まして1日できたなんて、祝杯をあげてもいいくらいです(アルコールが禁煙の邪魔になるなら注意が必要)。

あらかじめ毎日のご褒美を決めておくのも効果的です。

見たかった映画を見に行く、行きたかったあの店に行く、着たかった服を着てみるなど、思っているだけで実行していないことを実現してみるのです。

思いが現実になるという体験が自分に勇気を与えてくれるでしょう。

「やりたいことを実現することと禁煙は関係ないのでは」と思ってしまうかもしれませんね?

確かに直接的には関係ないような気もします。

だけど、禁煙が本当にやりたいことであれば、ほかのやりたいことを一つずつ実現することによって、さらに大きなことを実現したいと脳が感じる効果があります。

脳が、やりたいとイメージしたことは現実になるのだという体験を積み重ねることに意味があるのです。

禁煙の効果を実感することで脳が快を感じるようになる

禁煙をすることに快を感じれば、自然に続けたいと思うようになります。

何かのために何かを我慢するより、何かをすることそのものが快感である方が続けるエネルギーが少なくて済むからです。

実際の禁煙効果はこんな感じです。

禁煙後20分 血圧や脈拍が正常化する
12時間 血液中の一酸化炭素が正常になる
2-3週間 心機能が改善する / 肺機能が回復する
1-9ヶ月 咳・息切れ・疲れやすさが改善される
1年 上昇していた冠動脈疾患のリスクが半減する
5年 脳卒中のリスクが非喫煙者と同じレベルになる
10年 肺がん死亡率が喫煙者の半分になる

口腔・喉頭・食道・膵臓・膀胱・子宮頸がんになるリスクが低下する

15年 冠動脈疾患のリスクが非喫煙者と同じレベルになる

(イギリスタバコ白書 「Smoking Kills」1998.及びIARCがん予防ハンドブック 11巻2007.より)

身体と脳は直結しています。

身体が楽なら脳は快感を得ることができるのです。

禁煙外来は意外と簡単に受診できる

2006年4月から、一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。

たばこ依存は個人の問題ではなく、病気として認められたからです。

以下の条件を満たした人に12週間に5回の禁煙治療に健康保険が適応されます

健康保険で禁煙治療を受ける条件

①ニコチン依存症の判定テストが5点以上でニコチン依存と診断される

②35歳以上の者については、1日の喫煙本数に喫煙年数を掛けた数が200以上であるものであること

③ただちに禁煙を始めたいと思っていること

④禁煙治療を受けることを文書で同意していること

※再治療の場合は前回の治療から1年以上が経過していること
治療にかかる費用は1万3千円~2万円ほどです。

上記のようにニコチン依存症と診断され、禁煙の意志があるなど一定の条件を満たせば意外と安価に保険治療が受けられるのです。

禁煙のための補助薬を使うことにより、ニコチン切れの離脱症状(禁断症状)があらわれにくくなり、禁煙を続けやすくなります。

禁煙補助薬には、ニコチンを含まない飲み薬、ニコチンパッチ、ニコチンガムの3種類があります。

禁煙治療において医師が処方し、健康保険等が使えるものには、ニコチンを含まない飲み薬と医療用のニコチンパッチ(貼り薬)があります。

ニコチンガムと一部のニコチンパッチ(貼り薬)は、薬局で買うことのできる一般用医薬品になります。

これでタバコがやめられるなら、たばこ代と比べれば安いものではないでしょうか?

まとめ

たばこがやめられないのは依存症だからです。

禁煙のプロセスで起きる禁断症状と対策を、事前に理解してイメージトレーニングをしておくことが、禁煙の成功率を高めることにつながります。

禁煙が本当にやりたいことであれば、ほかのやりたいことを一つずつ実現することによって、さらに大きなことを実現したいと脳が感じる効果があります。

禁煙治療を受診し、禁煙のための補助薬を使うことにより、ニコチン切れの離脱症状(禁断症状)があらわれにくくなり、禁煙を続けやすくなります。