自然妊娠を目指して

妊活中の自転車が男性の精子や受精卵の着床によくないって本当?

自転車のサドルが睾丸(精巣)を刺激するから、精子の活動に影響するって本当でしょうか?

妊活中の女性が自転車に乗ると振動が受精卵の着床を妨げるとまで言われます。

妊婦さんの安全のためには避けた方がよさそうですが、自転車がどれだけ妊活に影響するのかを検証してみます。

自転車が精子の質の低下やEDの原因となると言われる理由は?

サドルの固い自転車に乗ると睾丸と肛門の間の会陰が圧迫され前立腺炎やEDになる可能性がある

ロードレーサータイプやマウンテンバイクはハンドルが低く前方にあるため身体が前傾姿勢になります。

サドルは固く、前の方が細くなっているのでちょうど睾丸と肛門の間、つまり会陰の部分が圧迫されやすくなっています。

スピードを出したり、山道などの悪路を走行したりすることを目的に作られており、足の力をペダルに伝わるようにするために、サドルは軽量化し、固くしなければならないのです。

だから、自転車の構造上、どうしても会陰付近には負担がかかってしまいます。

毎日自転車に乗っているけど、痛みもないし、セックスだって普通にできているという人もいますね。

もちろん、通勤のため平坦な道路を毎日20分ほど自転車で走るくらいでは全く問題ないでしょう。

趣味で何時間もサドルの硬い自転車に乗るなど、会陰付近が痛くなるほど乗っている場合には注意が必要です。

痛みを感じたら、腫れが引くまで乗らないようにするか、サイクリング用に会陰部を保護してくれるパンツを着用しましょう。

前立腺炎やEDは男性不妊の原因となりうる

前立腺炎やEDは男性不妊の原因となります。

精液の成分というのは、ほとんどが前立腺や精嚢から出される分泌液であるため、前立腺に炎症があると精液の成分が変わってしまい、精子の活動に影響が出るので不妊の原因となることがあります。

EDになるとセックスそのものができないので、当然のごとく不妊の原因になります。

前立腺炎やEDの自転車以外の原因も知りたいところですね。

自転車だけでなく、バイク、自動車の運転、長時間のデスクワークなどで、会陰部に負担がかかると血管が圧迫され、前立腺炎や勃起不全つまりEDの要因となります。

外部からの刺激以外に、疲労、ストレス、飲酒、冷えなども原因となります。

EDはもともと血管の病気で、食生活やストレス、生活習慣病などにより、血管が詰まったり、血液がドロドロになったりすることによって起こります。

原因が外的な刺激以外にあったとしても、前立腺炎になったら会陰部が腫れ上がるので、悪化させないようにするため、症状が治まるまでは自転車等、刺激の強いものは控えた方がよいでしょう。

女性が自転車に乗った時、振動が、受精卵の着床を妨げるというのは本当か?

自転車の振動が受精卵の着床を妨げることは決してありません。

卵管内で精子と卵子が出会い、受精卵となり細胞分列を繰り返しながら7~10日かけて子宮に移動して着床します。

運動をしてもしなくても、まして自転車に乗ったからと言って着床が妨げられるということはないです。

むしろ、着床した後、妊娠初期には黄体ホルモンが多く分泌されることにより、頭がボーっとすることがあるため、自転車を避けた方がいいかもしれません。

妊婦にとって自転車が怖いのは振動より転倒です。

妊娠初期はもちろん、安定期に入ってからも、おなかが大きくなるにつれてますます転倒のリスクは高まりますので、妊娠したら早めに自転車以外の交通手段に切り替えた方が良いでしょう。

自転車は運動不足とストレスの解消になるから妊活にプラスの面も大きい

自転車は身体に悪いどころか、妊活にとって良い面がたくさんあります。

サイクリングは持久力と筋力を鍛えることができるし、天気のいい日に自転車に乗ると爽快な気分になり、ストレスの解消にもなります。

ロードバイクやマウンテンバイクで、男性の会陰部が腫れてしまうほど激しい乗り方をしなければ、問題ありません。

むしろ、体力づくり、健康づくりに大いに役立つので、妊活にとってもプラスの効果がひじょうに大きいのです。

まして、通勤のため片道数十分乗る程度なら全く問題ありません。

自転車に乗ることにより、体力がついて食欲も出るので、身体によいものをしっかりと食べることができるし、運動をすることで快眠と快便にもつながります。

サドルが痛くて気になるなら、やわらかいものに交換するか、最初からやわらかいサドルがついている自転車に乗ればいいのです。

ただ、妊婦に限らず転倒するとよくないので、体調の悪いは乗らないようにするなど安全には気を付けて自転車の乗るようにしましょう。

自転車は安全にさえ気を付ければ、健康にも妊活にもよい乗り物だと言えます。

まとめ

男性がサドルの固い自転車に乗ると、睾丸と肛門の間の会陰が圧迫され前立腺炎やEDになる可能性があります。

しかし、ロードバイクやマウンテンバイクで、男性の会陰部が腫れてしまうほど激しい乗り方をしなければ、問題ありません。

女性が自転車に乗った時の振動が、受精卵の着床を妨げることは決してありません。

自転車は身体に悪いどころか、妊活にとって良い面がたくさんあります。