妊娠しやすいセックスとは

男女とも健康で、健全にセックスを楽しみ精子や卵子に何の問題がなくてもなかなか妊娠できない場合もあります。

 

心配になって不妊治療を受けるとストレスやホルモン剤の投与によって妊娠しにくい体になってしまうことだってある。

 

薬を使うことで赤ちゃんの体に影響が出るんじゃないかと心配にもなります。

 

もちろん人工授精や体外受精によって授かり、元氣な赤ちゃんを出産し、健康にすくすくと育ち幸せな家族を築いている人たちもたくさんいます。

 

それでもやっぱり自然妊娠にこだわりたい場合、どんなタイミングで月に何回ぐらいセックスをするのが理想的なのでしょうか?

 

お互い氣持ちいいセックスをして赤ちゃんを授かる視点から、妊娠のメカニズムを振り返り検証してみたいと思います。

 

妊娠しやすいタイミングは?

卵子の寿命は約24時間で、しかもそのうち妊娠の確率があるのは最初の6~8時間だけです。

 

それを過ぎてしまっては受精できないか、受精できたとしても着床できるまでに育たずに死んでしまうのです。

 

だから排卵前に受精場所である卵管膨大部の手前にある「卵管峡部の待機場所」で精子が待機する必要があります。卵子に待ちぼうけを食らわせてはいけないのです。

 

精子にだって寿命はあります。卵子よりは長く精子は3~4日間生きられます。

 

だけど寿命が尽きる直前の精子には受精する力もなく、たとえ受精できたとしてもその受精卵はすぐに死んでしまいます。

 

つまり受精と着床が成立するためには若くて元氣なピチピチした卵子と精子が出会う必要があるのです。

 

しかも精子はとんでもない旅をして卵子に会いに来るのです。

 

精子の旅は膣に放たれるところから始まります。

 

膣には危険が潜んでいます。

 

まるで肉食獣の中を駆け抜けていく草食動物のようです。

 

膣の中にある子宮頸管粘液は外部からの侵入者をことごとくやっつけにかかります。

 

そうしないと赤ちゃんの住みかである子宮の安全と平和を守ることが出来ないからです。

 

外界は数々の危険でいっぱいです。

 

ウイルスや細菌、埃、汚染された空気や水…。

 

これらの侵入を防ぎ子宮は無菌状態で保たれます。

 

この世の中でこんなに安全な場所はないと思われるぐらい子宮の中は平和です。

 

そう母の胎内は愛と平和と安らぎに溢れているのです。

 

ところがその安全を冒す侵入者が時折近づいてきます。

 

女性は愛する男性を受け入れるのですが、その愛によって放たれた男性の分身たちは子宮の安全を守る衛兵たちによる総攻撃を受けるのです。

 

衛兵つまり子宮頸管粘液は精液に含まれるウイルスや埃、はがれた皮膚などを除去するためにその能力を発揮します。

 

普段膣の入り口は閉じられているので空気や水などは入らず、ウイルスや埃など外部からの侵入は簡単にブロックされます。

 

ところが精液はペニスによって膣の奥まで入り込み、勢いよく放たれます。

 

相当なエネルギーを持って侵入してくるので衛兵たちも決死の覚悟で立ち向かいます。

 

その結果2億の侵入者のうち、目的の場所である卵管峡部の待機場所にまでたどり着くことが出来るのはたったの200個に減っているのです。

 

2億の同志とともに戦いに挑んでようやく目的の場所にやってきても卵子と出会うことなくほとんどやられてしまい全軍壊滅状態です。

 

かろうじて生き残った200の精鋭たち。だけど無情にも卵子はやってきません。つまり排卵のタイミングに合わなかったということです。そういうことがほとんどなのです。

 

受精をするためにはドンピシャのタイミングで余力を残した精子が卵管膨大部の近くで待機して卵子の登場を待たなければなりません。

 

つまりそのタイミングは排卵の3日前から排卵翌日までの5日間。その中ででも排卵2日前が最適と言われます。

 

精子も古くなっている可能性もある

「禁欲は精子を古くする」と言われます。精子は精巣で作られ精巣上体に運ばれ射精のタイミングを待ちます。

 

1日で製造される精子の量は数千個です。

 

一度に射精される精子の量は2憶個で、余分に作られた精子は分解されて体内に吸収されます。

 

だから3日以上精子を溜めても意味はないのです。

 

それどころか禁欲して溜めると射精精液中に古くなった精子が含まれてしまうのです。

 

これからサバイバルレースに挑む精子たちにとって老兵は邪魔者以外の何者でもありません。

 

弱った精子や死滅した精子はこれからゴールを目指そうとする若い精子の行く手を阻んでしまうからです。

 

だから射精は3日と溜めずに行うこと。そして射精の間隔が短くなるとある程度精子の製造速度も上がると言われています。

 

個人差もありますが、1~2日の間で精液の量が減らない程度の射精間隔が1か月の間で最も多くの生きのいい精子を射精することが出来るでしょう。

 

妊活をしている夫婦の平均は週に2~3回といったところでしょうか。

 

毎日セックスをするのは大変だけど週に3~4回に増やすことが出来れば、精子の寿命を考えて常に卵管膨大部にて卵子を待ち構えることが可能となります。

 

女性の直感に任せることで妊娠しやすくなる

女性は排卵日前すなわち妊娠するタイミングの高い状態の時に一番セックスしたくなります。

 

女性の身体は生理周期に合わせて変化しています。

 

生理前には精神的に落ち着かなくなり、肌の調子も悪くなります。

 

実際の生活では仕事やプライベートの出来事などによっても体調は変化するわけですが、女性が本来の体のリズムに沿って生活できるようになると一番妊娠しやすいタイミングが分かってきます。

 

女性の直感を働きやすくするには体調を整え、できるだけストレスを感じない生活をすることです。

 

暴飲暴食や睡眠不足は禁物。

 

直感を鈍らす原因となるからです。

 

家族や友達、そしてパートナーとの健全なコミュニケーションにより日々安らぎのある生活を送ることで女性が本来持っている自然のリズムを感じる力を呼び起こします。

 

もちろん男性がセックスをしたいと思うことも大事です。

 

タイミングを図ることに意識が行くあまりセックスが義務的になると男性は勃起しなくなってやる気がなくなってしまうことがあります。

 

妊娠だけを目的にするなら排卵日を特定し、その2日前を中心にした3日間の間に出来るだけたくさんセックスをすると妊娠する確率が高まります。

 

しかし義務的になると苦痛になり最悪セックスレスなんてことになりかねません。

 

幸せになるための結婚生活であり、妊活であるはずなのにこれでは本末転倒です。

 

自然妊娠を目指すセックスは幸せで楽しいセックスでなければ意味がありません。

 

日常生活を健康で幸せに過ごし、その中で幸せなセックスの回数を増やすことが自然に妊娠する確率を高めるのです。