胎児とのコミュニケーションは双方向のやり取りを意識して

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伝えあい感じ合う胎児とのコミュニケーション

最近、「胎児とのコミュニケーション」が注目を集めています。

胎児とのコミュニケーションに限らず、コミュニケーションは「キャッチボール」であると言われます。

キャッチボールには「投げ手」と「受け手」そして「ボール」が必要になります。

「投げ手」に当たるのは「話し手」、「受け手」に当たるのは「聞き手」、そして「ボール」に当たるのは「言葉」や「声」、「しぐさ」、「表情」などです。

上手にキャッチボールをするには相手の取りやすいボールを投げること、うまく取ってリズムよく投げ返すことが大事です。

投げ手と受け手の間に実力差があるときには、取りやすいボールを投げてやる必要が出てきます。

ちょっと山なりのボールを胸の前で取れるように投げたり、ワンバウンドさせて緩いボールが届くようにしたりします。

相手のボールが自分まで届かないときは走って取りに行ったり、暴投を投げてきたらジャンプして飛びつきます。

いきなり野球のボールを使ったら硬くて危ないので柔らかいボールや大きなボールを使うことだってあります。

呼吸が乱れてきたら、一息おきながら投げたり、「投げるよ」と声をかけて心の準備を促したり、視線や表情でキャッチボールが楽しくなるような工夫をします。

そう「楽しくなるような工夫」がキャッチボールには必要なのです。

もちろん上達してきたり、お互い元々上手なときは最初から強いボールを投げたり、2人の距離を延ばして遠投をすることで肩を鍛えたりすることもできます。

いつまでもゆるいキャッチボールばかりしていては面白くなくなるので、お互いのレベルに合わせて難易度を上げていき、それを克服することに対する面白味も出てくるでしょう。

子どもと大人のコミュニケーションもそんなステップを踏んでいくものなのかもしれません。

「言葉」というより「声」、「スキンシップ」や「表情」、「視線」、「雰囲気」などたくさんの「ボール」が必要になります。

強いボールを投げつけたら子供は取ることができません。山なりのボールが有効です。赤ちゃんの口元に食べ物を運ぶやり方が有効です。

親はまず食べ物を見せます。そして「あーん」とか言いながら山なりに食べ物を運んでいきます。

赤ちゃんは今から食べ物が運ばれてくることを意識してからちょっと遅れて届くので安心して受け取ることができます。

この時の感覚が成長して物を受け取るときや言葉のやり取りを行うときにも生かされています。

赤ちゃんが投げてくるボールも多種多様です。

しぐさや表情、呼吸、熱、声、体の調子など色々なボールを投げてくるのでそれを両親は受け取ります。

男親にはかなわないところだけど、母親はさすがでちょっとした泣き声の変化で赤ちゃんのメッセージを受け取るのです。

母親はどんな魔球でも受け止める名キャッチャー。

僅かな変化も見逃しません。

どんなボールでも受け取ってくれることが分かると赤ちゃんは安心します。

自分の願いが叶えられるのです。

そして自分がボールを投げたら相手は受け取ってくれるということを学びます。

伝えたら、伝わるのです。

この経験の積み重ねは重要です。

「伝えたら伝わる」、そして何らかの反応が返ってくる。

それをキャッチして投げ返したらまた反応が起きる。

自分が発したことで相手が反応する。

この経験もまた重要です。

まさにキャッチボールの成立です。

上手に伝わるかどうかは二の次です。

「伝えたら伝わる」、「返したら反応が起きる」

これがものすごく大事なのです。

そしてキャッチボールそのものが楽しい。

このことがものすごく大事なのです。

赤ちゃんや子供は全身全霊で伝えてきます。

それを受け止め投げ返すことが大人の役割。

投げているのに受け止められなかったが、また投げてきます。

それでも大人が気付かなかったらさらに強いボールが飛んできます。

それでも大人が気付かなかったら、子供があきらめてしまうこともあります。

成長するプロセスで自分の投げたボールが受け止められないことは誰もが経験します。

それも越えていくことが生きていくために必要ですが、小さいうちにたくさん受け止められる経験を積ませてやりたいものです。

自分の思いが届くという成功体験を重ねれば重ねるほど、将来自分のやりたいことが叶うということにつながるはずです。

「キャッチボールが成立する」ということを赤ちゃんの時から体験して、成長しても相手とのキャッチボールができる、そしてそれが楽しいという感覚を持ち続けた子どもは自信を持って生きていくことができます。

このとてつもなく重要な「相手とのやりとり」ですが、実は胎児の時から行えるのです。

「お腹の中の赤ちゃんに話しかける」

「胎児がお母さんのおなかを蹴ってきたら、ポンとたたく」。

この単純なやり取りがコミュニケーションの原点です。

その時の気持ちや声のトーン、ポンとたたくときのリズムなど、お母さんやお父さんが楽しみながらやってみることです。

「コミュニケーションって楽しい!」

「相手とのやり取りって面白い!」

「お母さん、お父さんとつながっている」

って感覚を胎児は覚えているのです。

胎教とか色々あるけど、難しいことを考えず単純に胎児とのコミュニケーションを楽しみましょう。

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