【妊活男性必読】子宮外妊娠とは? 妊娠初期に注意が必要

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命の危険もある子宮外妊娠

今回は妊娠初期に起こりうる「子宮外妊娠」をご紹介します。

妊娠・出産は母親になる女性にとっては命がけの出来事です。

そのため妊娠から出産まで定期的に産婦人科に通院し、母体と胎児の状態を確認するのです。

妊活男性もその言葉を聞いたことがあるかもしれません。

子宮外妊娠は100人に1人ぐらいの割合で発症します。

誰でも起こり得るので可能性として知っておきましょう

文字通り子宮以外の場所で妊娠することを指します。

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体外受精のことではありません。

通常にセックスをして妊娠した場合(人工授精や体外受精でも起こり得ます)の話です。体の中で起こります。

通常卵管膨大部で卵子と精子が出会い、受精卵となって卵管内を移動して約7日間かけて子宮にたどり着き、約5日間かけて子宮内膜に着床します。

それが何らかの理由によりほかの場所に間違って着床・妊娠してしまうのが子宮外妊娠です。

子宮以外の場所では胎児は育たないので、通常は自然に流産します。

しかし受精卵はある程度までは大きくなるので、それまでに自然流産しなければ大量に出血したりして命の危険すら出てくるのです。

子宮外妊娠はどこで起こるのでしょうか?

精子と卵子が出会わないと妊娠できないわけだから、子宮からそんなに離れた場所で妊娠するはずはありません。

子宮外妊娠で最も多いのは卵管で全体の98%です。卵管妊娠といいます。

それ以外の場所は卵巣(卵巣妊娠)や、子宮頸管(子宮頚管妊娠)、腹膜(腹腔妊娠)などで起こります。

通常は卵管内で受精して受精卵は子宮まで移動します。

それが違う場所で受精するか、受精後の移動がうまく行かないかによって子宮外妊娠が起こります。

精子が卵管を超えて卵巣で受精しそのまま動かなければ「卵巣妊娠」となります。

卵巣で受精しても卵管に吸収され子宮まで運ばれると問題はないのですが、吸収がうまく行かず腹腔内に出てしまうと腹腔妊娠となります。

卵管で受精してもそのまま動かなかったり、逆流して腹腔に出てしまったら卵管妊娠や腹腔妊娠となります。

受精卵が子宮を通り越して着床すると子宮頚管妊娠となるわけです。

見分け方は?

正常の妊娠と子宮外妊娠を見分けるにはどうすればいいのでしょうか。

子宮外妊娠も正常の同じように妊娠の反応が出ます。

つまり生理が止まり、女性ホルモンが増え、妊娠検査薬ではどちらも陽性になります。つわりが起きる場合もあります。

つまり初期段階では見分けがつかないのです。

分かるのは6週目ぐらいです。

超音波(エコー)検査で子宮内に胎嚢が確認されたら正常な妊娠です。

6週目を過ぎても子宮内に胎嚢が確認できないときは採血によりhcgというホルモンの検査をします。

正常の妊娠であると急上昇する値が増えていないと子宮外妊娠や流産の可能性があります。

6週目ぐらいに不正出血が起こって分かる場合もあります。

不正出血は正常の妊娠でも起こるのですが、子宮外妊娠の場合はだんだんと量が増えてきます。

更に受精卵が子宮以外の場所で育ってくると腹痛が起こります。生理のような痛みであったり「突き刺すような痛み」と表現する人もいます。

子宮は伸縮性があり、胎児が育ってきても対応できるのですが、卵管にはそれがありません。ですから受精卵が大きくなると当然圧迫されるのです。

腹痛とともに腰痛が生じることもあります。

原因は?

卵管や子宮に何らかの異常があって起こるわけですが、特に以下のことがあると起こりやすいと考えられています。

クラミジアなどの性感染症や子宮内膜症、開腹手術などの影響により卵管が炎症して癒着したり、卵管の繊毛運動が弱くなり受精卵をうまく運べない。

中絶の経験があったり、子宮内に避妊具をつけていたことがあると子宮内の環境が変わってしまい子宮に着床しにくくなる。

過去に子宮外妊娠の経験があり、卵管保存手術を受けている再発することもある。

治療方法

経過観察及び薬物療法

超音波検査で受精卵の大きさを確認し、破裂するほどの大きさになっていない場合は経過を観察し、自然流産を待つこともあります。

その際細胞の増殖を抑える薬を卵管に注入することもあります。

卵管を傷つけずに済むメリットがありますが、抗がん剤を投与するので副作用が心配されます。

手術

hcg値が高い場合は、受精卵が成長 している可能性があり、 手術により胎嚢を除去します。

手術の方法は胎嚢の大きさによって卵管を残す手術と、卵管ごと切除する手術があります。

子宮外妊娠後の妊娠について

自然流産や薬物によって流産させた場合、卵管を残した状態で胎嚢の除去手術を行った場合はその後自然妊娠する可能性があります。

また手術により片方の卵管を切除してももう一つの卵管が残っおり、正常に働いていたら妊娠の可能性はあります。

子宮外妊娠の再発率は10~15%と言われます。

子宮外妊娠の手術はもちろん自然に流産した場合も女性にとって心身のショックは大きく、男性にとってはパートナーの心のケアが重要になります。

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