出産時に会陰切開をしなくていいように会陰マッサージをはじめる妊婦さんが増えてきました。

できれば会陰切開することなく出産したいわけですが、そのために「どこがどのように裂ける(会陰裂傷)」から「どこをどのように会陰切開する」のかを確認し、「どこをどのように会陰マッサージ」すればいいかを確認しましょう!

具体的に見ていくことにします。

 

会陰の場所

まずは会陰の場所を確認しましょう。

膣口のすぐ下、肛門の手前の(黄緑色で示した)部分です。

会陰切開の場所

膣口から真下に切る「正中切開」と斜めに切り込みを入れる「正中側切開」があります。どの方向に切るかはその時の状況に応じて医師が判断します。

 

裂ける場所の説明

上図の「正中切開」と同じ方向に裂けるのが基本です。

赤ちゃんが膣口から出てくるのでそこから肛門に向かって裂けます。通常ここの部分を赤ちゃんの頭とおでこが通過するわけです。頭の直径は約10cnで周囲は30~32cmと言われています。もともと骨盤が小さかったり、高齢などの理由で会陰が固くなっていたり、赤ちゃんの頭が通常より大きいと会陰は裂けやすくなります。

 

会陰の裂け方(会陰裂傷)のレベル

裂け方にもレベルがあって下記のようにまとめられています。

第1度会陰裂傷(レベル1)

会陰部の皮膚のみの裂傷。膣壁粘膜表面のみのかすり傷程度の時

 

第2度会陰裂傷(レベル2)

皮膚と一緒にその下の筋肉層まで裂ける

 

第3度会陰裂傷(レベル3)

肛門を絞める筋肉まで到達して肛門括約筋が断裂した時

 

第4度会陰裂傷(レベル4)

会陰から肛門や直腸粘膜まで裂けてしまった時

 

かすり傷程度のレベル1から肛門や直腸粘膜まで裂けてしまう重症のレベル4まであるわけですが、裂ける場所は膣口から肛門に向かっています。

 

マッサージの場所

ですから、会陰のマッサージはその場所を行います。基本的には下図(水色の線)のように行ってください。まずは会陰を含めて膣口の周りをU字型に触れます。それから会陰部をくるくると円を描くようになぞりましょう。膣口から指を入れるやり方もあります。無理なくできるなら挑戦してみましょう。

 

簡単なやり方のご紹介

旦那さまにやってもらう

実はこれが一番楽で気持ちがいいです。夫婦のコミュニケーションとしても出産に向けて旦那さまの気持ちを盛り上げていくためにもお勧めします。

特に妊娠32週を過ぎたあたりから妊婦さんが自分で会陰マッサージを行うことは難しくなります。その場合は旦那さまにしてもらうのが一番です。

やり方は「旦那による会陰マッサージのやり方 ちつのトリセツを参考に」を参考にしてください。

もちろん自分するのが難しくなくてもパートナーにお願いするのもありです。

 

トイレにオイルを置いておく

毎日時間を決めて行うのが困難な場合はトイレにオイルを置いておき、トイレットペーパーにつけて行うと習慣づきやすいです。AMOMAのカレンデュラオイルは遮光瓶に入っているし、ポンプ式なので便利です。

 

コットンにオイルを浸し一定時間そのままにする(膣ピチュ)

アーユルヴェーダで「膣ピチュ」と言われるやり方です。

コットンにオイルをつけて生理用のパットかショーツなどで抑えて30分あるいは一晩そのままにしておきます。会陰マッサージと合わせて行うと効果的です。