会陰切開を避けるためにオイルでのマッサージを始める妊婦さんが増えていますが、いきなり大事なところにオイルを塗って「かゆみ」「かぶれ」が出てしまう方が時々いらっしゃるようです。

妊娠中は抵抗力が弱くなっています。ホルモンのバランスが変わるし、ストレスも受けやすくなっているのです。そんな時に初めて体につけるものを粘膜しかも女性の最も大事な場所につけてはいけません。

初めで会陰マッサージをする際は必ずパッチテストと呼ばれるアレルギーテストを行ってからにしてください。

 

家にあったオリーブオイルを陰部につけてかぶれてしまった人がいる

会陰の切開はだれでも嫌なものです。

それを回避できる手段があるならやってみようと思うのは理解できます。

だけどキッチンにあったいつ開封したかわからないオイルをいきなり付けたらだめです。

この方はつけた当初からかゆみを感じ、翌日には腫れてしまったので病院へ行きました。

オリーブオイルでの会陰マッサージをやめて病院で処方された薬を塗ったら晴れが引いたとのことで大事に至らずに済んだのですが、長引いていたら大変です。

 

オイルによる会陰マッサージをはじめる前には必ずパッチテストを行う

パッチテストとはアレルギー反応を見るテストです。

会陰マッサージをはじめる前の日にオイルを腕につけて反応を見ます。

量は1~2滴、伸ばした状態で10円玉ぐらいの大きさで十分です。

この状態で1日置いて様子を見てください。翌日になっても何ともなかったら問題ありません。

ただし、腕と粘膜は違います。当然粘膜の方が拒否反応を起こしやすいので、腕が大丈夫だからと言って粘膜が大丈夫とは限りません。異常があったらすぐに使用をやめて医師に相談してください。

 

アレルギー反応が出てしまったけどどうしても会陰マッサージをしたい場合

まずはオイルを変えてみる

このサイトではAMOMAカレンデュラオイルをお勧めしているのですが、カレンデュラはキク科の植物で菊アレルギーのある人には向いていません。

その場合はスイートアーモンドオイルママズケアスムージングオイルをお勧めします。妊婦さんでなければセサミオイルもいいでしょう。

それぞれパッチテストを行ってから使用してください。

 

オイルは必ず新鮮なものを使う

オイルは劣化しやすいので必ず新鮮なものを使ってください。

料理用に使っていたものなら賞味期限内であってもすでに劣化(酸化)が始まっている場合があります。また料理用のものは何が混ざっているかわかりません。

会陰マッサージ専用のオイルを新しく購入し、できるだけ早めに使い切ることをお勧めします。

 

膣カンジダの場合もある

陰部のかゆみの原因は「膣カンジダ」の場合もあります。

カンジダ菌という真菌によっておこるのですが、このカンジダ菌は健康な人の皮膚や粘膜にもいるのですが、何らかの原因により膣内で異常繁殖して発症します。

何らかの原因の一つが妊娠なので、妊婦さんが膣カンジダになることは珍しいことではありません。

ほかには糖尿病やストレスなどによって免疫力が低下したときに起こりやすくなります。

かゆみや多量のおりものがあるのですぐにわかります。カンジダが疑われるときには医師に相談してください。抗真菌薬を処方されるので服用することで改善が見込まれます。