会陰マッサージ

会陰切開をしたくない人のための対策と会陰マッサージのやり方

会陰切開は痛いし、怖いからできることならしたくないですよね。

切るときの痛みやハサミで肉を切る感覚も恐怖だけど、出産後、トイレで便をするときは特に痛く、不安のあまりに便秘になってしまうことさえあるのです。

会陰切開を避けるには、とにかく会陰を柔らかくすることが大事なので、会陰マッサージのやり方など効果を上げるための方法をお伝えします。

会陰切開をしないのが本来の自然な姿

会陰切開をせずに出産すると、赤ちゃんの身体に血が付きません

子宮はもちろん、産道もすべてもともと血はついていないし、どこも傷つかずに最後まで出血することなく出産できるわけだから、当然赤ちゃんに血が付かないわけです。

多くの妊婦さんが会陰切開することが当たり前になっている昨今、出産直後の赤ちゃんはみな血まみれになっています。

出産は出血することが当たり前だと思っているから違和感ないけど、生まれた直後に血がついていいないのが本来の自然な姿なのです。

会陰切開をするときの痛み

会陰切開は基本的には、局部麻酔をしてから切るので、痛みは麻酔の注射を打つときにチクっとするぐらいです。

陣痛の方がはるかに痛いので、注射の痛みはほとんど感じません。

会陰が硬いと出産時に裂けてしまうので、最初からはさみで切るのです。

出産の痛みに比べれば「大した痛みではない」という人もいるけど、麻酔が切れてくればそれなりに痛いです。

会陰切開をせずに出産しようとして、途中で会陰が裂けてしまったら、傷口がハサミのときのようにまっすぐではないので、出血がひどくなったり、治りが遅くなったりします。

会陰切開の予定はなかったけど、途中で医師が切開の必要アリと判断して、緊急のため麻酔をする余裕がなかったら、麻酔なしで会陰をハサミで切ることになるため、それなりに痛みます。

会陰切開をするときの恐怖

人によるけど、実際会陰をハサミで切るときには恐怖を感じます。

麻酔が効いてきたあとに切るのですが、はさみで切る感覚が分かります。

「ブチッ」と肉を切る音がまともに聞こえるので恐怖が伴います。

妊婦さんは出産への覚悟ができているけど、立ち合い出産の旦那さんは顔をしかめる人が多いようです。

一番痛いのは出産した後、トイレで便をするとき

出産直前に会陰を切り、出産後、胎盤が出てきたあとに縫います。

縫う時も麻酔をするので痛みは感じませんが、麻酔が効きにくい人は痛みを感じることもあります。

縫うといっても2~3cmなので5~6回チクッとするのを我慢すれば大丈夫です。

切ったり、縫ったりするよりも、特に痛いのは麻酔が切れた後、出産後初めて便をするときです。

激痛だという人もいますが、激しい痛みは4~5日でなくなります。

不安のあまりに便秘にならないよう気を付けなければなりません。

1か月ぐらいは生活の中でしゃがんだり、身体を動かしたりする拍子に痛みを感じることがあります。

出産後に性行為をするときにも痛みを感じることがあるため、注意が必要です。

会陰切開が必要な人の膣や会陰の特徴

膣が乾燥して会陰が固くなっている

会陰切開しないといけない人は膣や会陰が乾燥して、硬くなっています。

膣は筋肉なので伸び縮みします。

健康な状態だとゴムのように伸び縮みするのですが、乾燥して固くなっていると切れたり、裂けたりするわけです。

出産時は体重3kgで身長50cm前後の赤ちゃんが、出てくるときに産道つまり、膣の部分が大きく広がります。

普段は細い管なのに一生に多くても数回だけ、その通路は何倍にも広がるのです。

これだけ大きく形を変える場所は子宮と産道以外には見当たりません。

赤ちゃんが通るときに、産道である膣や会陰に潤いがあり柔らかい状態なら、大きく伸びるのですが、乾燥して固い状態ならなかなか伸びず切れてしまうわけです。

膣の水分不足は老化している証拠

膣は粘膜の一部なので、身体全体の水分が少なくなると乾燥しやすくなります。

膣が乾燥して、濡れにくくなるのは老化が進んでいる証拠です。

年を取ると誰でも身体から水分が抜けていきます。

赤ちゃんの時は体重の約75%もあるのに、子供では約70%、成人になると約60%、老人ではなんと約50%だと言われています。

肌に張りがなくなるのはそのためです。

年齢が進むとある程度仕方のない部分はありますが、できるだけ若い体でいるためには、みずみずしく潤いのある状態を保ち続けることが大事です。

体から水分が抜けて干からびてくれば、当然固くなりけがや病気にかかりやすくなります。

逆に言うと潤いを取り戻せば、柔らかくなり、若く健康な体を取り戻すことができるわけです。

会陰切開をしないためにできること

運動をして筋肉を鍛える

膣は筋肉なので、ほかの筋肉と同じように伸び縮みするようにできています。

健康な筋肉というのは伸縮自在のゴムのような状態になっているのです。

足や腕の筋肉のことを考えると分かりやすいのですが、普段あまり運動をしない人の筋肉は固く痛めやすくなっています。

潤いがなく柔軟性がなくなっているためです。

劣化して切れやすくなっているゴムと同じ状態を想像してください。

そんな状態で急に運動をすると、肉離れやけいれんを起こしてしまうでしょう。

だから普段から体を動かしたり、ストレッチやマッサージをしたりとケアをして、筋肉の血流をよくしておかなければいけません。

運動をすると酸素や栄養素、水分が筋肉に届きやすくなり、汗もかいて循環がよくなります。

その結果筋肉は太く、柔軟で潤いがあり、張りのある状態になるのです。

筋肉は運動とマッサージをすることで柔らかくなり、血流がよくなります。

血流がよくなると酸素や栄養素、水分や老廃物の通りがよくなり、健康な身体になるわけです。

こまめに水を補給する

潤いを保つためには水が必要です。

筋肉に酸素、栄養素を届け老廃物を排出するには、水が不可欠だからです。

仕事柄トイレを我慢する癖のある人は、どうしても水の摂取量が少なくなります。

当然体内の水分量が減り、粘膜が乾燥してしまいます。

意識してこまめに水を飲むようにしましょう。

会陰マッサージをする―膣と会陰のマッサージのやり方

はじめる前にはお風呂に入って、体を清潔にしておきます。

仰向けになって行うので、場所は寝室が良いでしょう。

オイルが垂れてくるのでバスタオルを敷いておきます。

オイルを指につけてゆっくりとマッサージします。

オイルが浸透することで潤いが出てきます。

最初は無理をしないでください。

慣れきても強く触れてはいけません。

デリケートな部分だし痛くないよう細心の注意を払って行います。

気持ちよく感じることが大事です。

膣と会陰は脳との結びつきが特に強い部分なので、気持ちよさを感じることで全身がリラックスできます。

理想的には毎日ですが、週に2~3回でもあるいは、週に1回だけでもいいので続けてみましょう。

繰り返すことで、徐々に柔らかくなっていくのを感じられるはずです。

妊娠中の会陰マッサージの時に使うおすすめのオイル

マッサージ用のスイートアーモンドオイルカレンデュラオイルがおすすめです。

ポンプ式のものが使いやすくて便利です。

サイズは色々あるので最初は小さいものを買って、継続できるようであれば大きなものを買いましょう。

スイートアーモンドオイルは「妊娠中の人」や「更年期障害で経血の量が多くなっている人」向きです。

美容効果が高くアロマテラピーやマッサージ、膣のケアでも多用されています。

毛穴を開いて皮膚の奥に浸透する力があり、保湿し、血行をよくしてくれます。また、日焼け止めの効果もあると言われます。

カレンデュラオイルはすり傷、切り傷や炎症反応など色々な怪我にも使うことができます。

出産後の傷のケアにも有効です。

カレンデュラはキク科の植物なのでキクアレルギーのある人は気を付けてください。

花びらには怪我などで傷ついた皮膚や粘膜の修復を促進するカロテン、殺菌作用のあるタンニンやカレデュリンと呼ばれる物質が含まれています。