「ちつのトリセツ」には女性の大事な部分である膣や会陰をマッサージによりケアすることの大切さが記されています。女性器をケアすることによって性行為や妊娠に関することだけにとどまらず体全体を活性化させることができるというのです。また妊娠出産期にある女性だけでなく、性行為未経験から閉経後の方まで幅広い年齢層の女性にとって役に立つ内容となっています。

えっ、膣をケアするの?」という著者の驚きや恥ずかしさを表現する著者に対して、その道のプロは「そうですよ」と淡々と「当たり前のことですよ」と言わんばかりに説明するのですが、恥ずかしさを感じる人の気持ちも理解しており違和感なく読み進めることができます。

内容を簡単に紹介します

まず専用のマッサージオイルを使って女性の大事な部分をケアします。オイルマッサージを行うことでオイルが浸透することとマッサージ効果によりその部分が柔らかくなります。慣れてくるとリラックス効果により全身の力が抜けてきます。何日は継続して行うことで体全体が潤いと柔らかさを取り戻してきます。それは局部的なことにとどまらず周辺の筋肉や内臓、さらには脳や全身にも影響を及ぼすのです。

基本的には自分で行うのですが、パートナーである旦那様にしてもらうとリラックス効果とお互いの信頼関係が高まることも記されています。

「妻と仲良くする時以外位に女性の大切なところに触れるのは抵抗があるなぁ」とか「パートナーとの信頼関係が高まるならうれしいかも」と期待する声も聞こえてきそうです。
そこで今回は旦那による会陰マッサージのやり方とその意義についての記事をつづってみたいと思います。

旦那による会陰マッサージのやり方は簡単~愛情を持って触れること

大切な部分に触れるので爪は短く切っておきます。できればやすりを使って細かい部分も丸くします。さかむけや傷にも注意しましょう。

次にお互いお風呂に入って体をきれいにします。ばい菌が入ったら大変なことになりますから。

場所はリラックスできることが大事なのでやっぱり寝室がいいと思います。別にムードは要りません。マッサージに適した明るさにしておけば大丈夫です。オイルが垂れるといけないので下にバスタオルを敷いておきます。しているうちに眠たくなることが多いのでそのまま眠っても大丈夫なようにしておきましょう。

マッサージのやり方は適量を指につけて、あとは大事なところに触れてマッサージをするだけです。冬場は特にオイルの温度が冷たくなっているので体温と同じ温度になるまで待ちます。指先同士こすり合わせるか、10秒か20秒ぐらい待てば大丈夫です。オイルの量はつけすぎないようにしてください。多すぎると垂れてしまいます。やっているうちに適量が分かるようになります。

出産前の人は特に会陰を柔らかくすることが大事です。ここが硬いと出産時に裂けてしまうので事前にはさみで切ることが多いのです。それが嫌なので出産に備えて会陰マッサージを始める人が増えているのです。会陰の場所はすぐに分かります。マッサージと言ってもぐいぐい押してはいけません。軽く触れておくだけでいいです。「いたくないか」パートナーの女性に常に聞きながらやってみましょう。

「ちつのトリセツ」には体の中から内臓を刺激すると便秘の解消や病気の予防にもつながると書かれているのですが無理をする必要はありません。すごくデリケートな場所なのでちょっとのことで内側を傷つけてしまいます。中をマッサージしたいときは自分でやってもらいましょう。

旦那が会陰マッサージをする意義とは

肩もみや背中、腰、足など普通のマッサージでも人にやってもらうと気持ちがいいものです。自分では届かない場所もやってもらえます。まずはそれと同じ効果があります。自分でやるよりやってもらった方が気持ちいいわけです。

会陰のマッサージは特にデリケートな場所だから人にやってもらうといっても誰でもいいわけではありません。常識的に考えてパートナーである旦那様しかしいないでしょう。普段の仲良し以外に大事なところに触れるというのはそうそうあるわけではありません。会陰マッサージの気持ちよさは性行為のそれとは異なります。得られるのは性的な興奮ではなくリラックス、安心感です。それをパートナーの女性と共有することが大きな意義と言えます。

会陰マッサージによって女性の体を理解することが妊娠出産に向けた準備にもつながります。普段の仲良しとは違った深いつながりが得られるかもしれません。

だけどまあ、あんまり難しいことは考えずに奥さんが気持ちよかったらそれでいいんじゃないでしょうか?奥さんはきっとそのまま眠ってしまうので、幸せそうな寝顔を見て電気を消していい夢を見てください。

会陰マッサージの時に使うおすすめのオイル

マッサージ用のスイートアーモンドオイルかカレンデュラオイルがおすすめです。ポンプ式のものが使いやすくて便利です。サイズは色々あるので最初は小さいものを買って、継続できるようであれば大きなものを買いましょう。

スイートアーモンドオイルは妊娠中や更年期障害で経血の量が多くなっている人向きです。美容効果が高くアロマテラピーやマッサージ、膣のケアでも多用されています。毛穴を開いて皮膚の奥に浸透する力があり、保湿し、血行をよくしてくれます。また、日焼け止めの効果もあると言われます。

カレンデュラオイルはすり傷、切り傷や炎症反応など色々な怪我に使うことができます。カレンデュラはキク科の植物なのでキクアレルギーのある人は気を付けてください。花びらには怪我などで傷ついた皮膚や粘膜の修復を促進するカロテン、殺菌作用のあるタンニンやカレデュリンと呼ばれる物質が含まれています。